二世帯住宅日記
突然の雨、息子世帯のベランダに布団が干しっぱなし。
勝手に部屋に入って布団を取り込むべき?
こんな時、あなたならどうしますか?
お姑さんは、気を使って布団を取り込むために、
子世帯の部屋に勝手に入りました。
お嫁さんは、たまたま、掃除もしてなく部屋が散らかっていました。
お嫁さんからすれば、散らかった部屋を見られた恥ずかしさから、
「何で、勝手に私たちの部屋に入るの。」
お姑さんからすれば、
「布団が濡れるから、親切心で取り込んであげたのに。」
どちらが正しいか、難しいですね。
これに対しては、事前にルールを決めるしかありません。
ちなみに、我家は、
「洗濯物は、雨が降っても取り込まなくてイイです。」
妻と母で、ルール決めしているようです。
ちなみに、先日、家にボク一人在宅。
突然の雨!?
親世帯の洗濯モノが干してあったので、
洗濯モノを取り込んでおきました。
母からは、とっても感謝されましたが・・・・・・
女心は、複雑?!
[2010年03月10日]
今回は、あるリフォーム工事の報告です。
ある定年されているご夫婦(65歳)が、
昨年の夏、当社に来社されました。
依頼内容は、
「一緒にすんでいたおばあちゃん(99歳)(奥様の母親)が、
家の中で転倒、足を骨折。
現在、入院中。
リハビリすれば何とか退院可能。
ただし、介護は必要、
おばあちゃんのために一部屋増築、
家を”バリアフリー化”してほしい。」
数回の打ち合わせ後、プラン・工事金額も決定。
秋口より、工事日も決まった契約1週間前・・・・
お客様より電話が、
「もう少し、工事を延期してもらえますか?」
何となく、理由が言いづらそう・・・・・
当社も詳しいことを聞かず、
「わかりました」と了承。
それから約2ヵ月後の11月中旬、
ご主人から、急に連絡。
お会いすると、
「前回、打ち合わせていた内容で、リフォームを行ってください。」
実は、契約直前、おばあちゃんは、病院内で再転倒、
腰の骨を折る重傷。
二度と、自分の足で立ち上がることができない。
さらに・・・・・・
老衰のため、半年、命が持たないかも・・・・・・
ボクは、ご主人に、失礼を承知で言いました。
「このリフォームは、無駄になるから、行わないほうが・・・・・」
ご主人は言いました。
「このリフォームを完成させ、
おばあちゃんをお正月に迎えられる場所を造りたい。
そして、もし、このリフォームをすることで、奇跡が起こせたら・・・・。
仮に、リフォームをしないで、おばあちゃんが亡くなったら、
悔いが残るハズ・・・・」
ボクは、お正月までに工事を完成させるため、
早急に工事の段取りをしました。
何とか、年末までに、工事完成できそうなメドが立ち、
工事着工。
工事開始1週間後、
基礎工事が終わり、
本日、建前日。
早朝、ボクの携帯電話が鳴りました。
「本日、未明、母親が亡くなりました・・・・・」
とにかく、工事をストップ。
数日後、ご自宅に伺うと、
「工事は、進めてください。
それが、供養になりますから・・・・・」
この時、ボクは、ご主人に、
「このリフォームは、無駄になるから、行わないほうが・・・・・」
と言ったコトバを思い出していました。
”損得勘定”でモノゴトを考えた自分が、
とても、とても情けなかったですね。
自分に、問い掛けました。
「自分の親なら、どうしたんだろう?」
「あなたなら、どうしますか?」
[2010年02月22日]
二世帯住宅として、今後一緒に住む理由として、
●そろそろ両親の老後のことが心配で
●父親が亡くなり、母親一人だけになってしまって心配なので
●理想的な土地が見つからないし、経済的にも自分たちで家を建てるのは難しそう
●実家を建替えして二世帯住宅にしたい
●実家の庭に、両親が家を建ててくれるので
●共働きだから、家事や育児で協力してもらえると助かる
●もともと二世帯住宅に住んでいて、そろそろ建替えしようと思って
親世帯は「老後」を意識した理由が多いでしょう。
子世帯は「家の広さ」や「経済的」な理由からという場合もあるでしょう。
当然、理由が生じた方から言いだすことになりますが、
できることなら、私は、”子世帯”から言いだす方が良いと思います。
[2010年02月04日]
二世帯住宅に住んでから、半年後、
「ずっと家にいると,よくないから働きにでたらどう?」と
友人が心配そうに言った。
次男が幼稚園に入園。
何も考えずPTAの役員を引き受けてしまって,
あいにく,働けない。
専業主婦は昼間,暇なイメージがあるけど,なんやかんや結構忙しい。
毎日,やる事ばかりで頭がパニックになってたある日の朝,
いつも元気な小学校3年生の長男がソファーに寝転がっていた。
その日はPTAの役員の仕事があってバタバタして、
早々に学校に送り出してしまった。
今思えば長男は具合が悪かったんだ・・・・・
バツの悪い事に携帯電話の調子も悪かった。
仕事がすんで自宅に戻ると長男が布団で寝ているではないか!
「どうしたの?」
「頭が痛くて熱が…僕学校で倒れそうになった」と長男。
「一人で帰って来たの?」
「そんな訳ないじゃん。お婆ちゃんが迎えに来てくれた」
学校から、携帯電話に連絡があったのに,つながらず,
義母に連絡がいったようだった。
母親失格!
後で聞いたら免許がない義母が,
わざわざタクシーで迎えに行ってくれたのだ。
私は義母に謝った。
「申し訳ありません。迷惑かけてしまって」
私が義母の立場なら間違えなく叱ったと思う。
叱られても仕方ない。
なのにニコニコして義母が言った
「あら,二世帯にしたんだからあたり前じゃない。協力出来る事はしますよ」
何故だか気持ちが軽くなった。
[2010年01月27日]
二世帯住宅で、よくあるケース。
子世帯はまったく気にしないが、
親世帯がとても気にする場合、
若しくは、
嫁や婿の両親より言われる場合。
例えば、1階 親世帯、2階 子世帯の場合、
間取りは各世帯と各々打ち合わせしますが、
親世帯が、子世帯の考えた間取りに一言、
「その位置のトイレは、家相的に良くないから・・・・」
まったく気にしない人でも、他人から言われると、
結構気になってしまうモノ。
自分の世帯の間取りのプランは見てもらっても、
できれば、相手世帯の間取りには、家相・風水の件では、
あまり口を出さないことも大事です。
また、もし、あなたが、家相・風水を見てもらう場合は、
必ず一人の方だけに見てもらってください。
何人もの方、書籍、インターネットの情報をイロイロ得ると、
皆さん考え方が違うので、何が正解なのかわからなくなって、
”家が建たなくなります。”
ちなみに、ボクの家は、
両親よりも、
当社 社員から,家相について忠告を受けましたが...........
[2010年01月20日]
くだらない事で言い合いしちゃって何とかしなきゃ・・・・しばらく考えた。
一緒に住み始める前、私が旦那に言ったことを思い出す。
「二世帯住宅になったら、お互いを認め合うことで成長できるね」って。
自分で言った言葉が頭のなかでグルグル回る。
私は、義母に手紙を書いた。
素直に出来ずにゴメンナサイ・・・・と。
手紙を書いた義母が私に、
「イイのよ、私もこんな性分だから・・・・
これからは、何でも言いあいましょうね。」
と言いに来てくれた。
今年のお正月、そんなコトを思い出しながら、
義母と一緒にお酒を飲んでいる。
[2010年01月13日]
二世帯住宅に住んで、早二回目の正月を迎えた。
住み始め最初の頃、互いに気を使いすぎ、生活することに
疲れていた時期もあった。
そんな時期、日常生活の些細な事でも、
敏感に反応し、義母と言い合いになってしまった。
今思えば、素直に「わかりました。」と謝ればよかったと
後悔している。
うちは、自宅を二世帯住宅のモデルハウスと兼ねている。
見学会の前は、子供が散らかし放題の部屋を掃除する。
ちょうど見学会の前日、セカセカと、部屋の掃除をしていた私に、
義母が
「夜に洗濯モノ干すなんて、近所に恥ずかしいからダメよ!」
と言ってきた。
うちは、洗濯の量が多いから一日ニ回洗濯する時があり、
乾かないと夜でも干してある。
「そんな細かいことは、言わないでください!」
と言い返した私。
確かに、義母の言っている事は、理解できるが、
人に迷惑掛けるわけでもなく、
夜に洗濯モノを干すコトは、そんなに恥ずかしい事だとは、
どうしても思えなかった。
旦那とは、設計時に、いつ洗濯モノを干しても良いようにと、
家の裏手に”洗濯干しスペース”を配慮して造ったのだが・・・・・・
世代の考え方の違いであろうか・・・・・・
しばらく納得いかないままモヤモヤモヤ、
義母とは、気まずい雰囲気のまま、数日後・・・・・
[2010年01月06日]
住宅を造る上で、外観の好み・趣向、
個人によって、かなり見解が分かれるところです。
「親世帯は、純和風」
「子世帯は、南欧風」
室内空間が、各世帯で独立している場合は、
各世帯が好みのインテリアで統一できますが、
外観デザインの場合は、どちらかのデザインに
統一しなければなりません。
ここで、大事なことは、
「建築予算が多く持つ方が強い。」という
力関係に持ち込むべきではありません。
家族の中で、もっとも立場の弱い人の意見を
取り上げてあげることが大事です。
”住まい”に対する不満は、住み始めてから、
日々、着々と募っていきます。
そして次第に、話し合いの場で、自分の意思でした
”我慢”であっても、
誰かのために・誰かのせいでした(させられた)”我慢”で
あるように思えてきます。
”我慢”しなければならないのなら、
その理由に”納得する”ことが必要です。
納得のいった”我慢”ならば、
後々”不満”とならないでしょう。
ただ、外観の色など、将来的に塗り替えができる場合は、
子世帯としては、”今は譲る”ということも検討しましょう。
ちなみに我家の場合、
ボクと父親は、共に設計士なので、
各世帯の設計は、各々。
共用部分、全体計画、外観デザインは、ボクが担当。
外観デザイン・色については、妻の意見をなるべく尊重しました。
[2009年12月25日]
二世帯住宅を建てる事例として、以外に多いケースが、
親世帯は持家だが、二世帯住宅に建替えするには土地が狭いので、
現在、住んでいる家を売却し、新たに土地を購入し新築するケース。
(以下 買換え と言います)
でも気をつけてほしいのが、ただ単に
不動産を売却をすると、結構、税金が課せられるケースも。
例えば、30年前に、1,000万円で購入した土地に、
親世帯は、当時、新築しました。
築年数30年の建物評価額は、ほとんど0円。
例えば、この土地が4,000万円で売れました。
3,000万円の差額(売却益)がでたとすると、
なんと税金を
3,000万円×20% = 600万円
も税金(所得税+住民税)を納めなくてはならないんです。
(計算をかなり簡略化しています。)
(※反対に、購入時より、損をしていれば税金を払わなくてよいです。
例えばこんなケース、
20年前(バブル絶頂期)に5,000万円で購入した土地。
現在、4,000万円で売却した場合等)
また、昔過ぎて、購入価格がわからない場合は、
売れた価格の5%が、購入価格と見なされるので、
4,000万円で、売れたなら
4,000万円×5% = 200万円(仮定購入価格)
売却益 = 4,000万円ー200万円 = 3,800万円
(所得税+住民税) = 3,800万円×20% = 760万円
ただし、いろいろと条件が合えば、下記①、②のどちらか制度を使うことにより、
節税も可能です。
①買換え特例
※例:売却益3,500万円、新しい土地+建物取得費が4,000万円で購入、
3,500万円ー4,000万円 < 0
税金(所得税+住民税)は掛からない。
②3、000万円の特別控除と
※例:売却益3,500万円、
3,500万円ー3,000万円 = 500万円
(所得税+住民税) = 500万円×20% = 100万円
※ただし、①若しくは②の制度を使用すると、住宅ローン控除 との併用は不可能。
現在、住んでいる家を売却し、新たに土地を購入し新築するケースは、
事前に知らないと損をしてもらうことも多々あるので、
建築業者、不動産業者、ご利用になる融資窓口・お近くの税務署などに、
相談にのってもらうのが得策です。
[2009年11月22日]
経済的理由により、二世帯住宅を建てるケースが多いからこそ、
住み始めてからかかる税金も安いにこしたことはないですね。
二世帯住宅に限ったことではないですが、
家を新築すると、いろいろな税金を払わなければなりません。
よく言われるのは、二世帯住宅を建てると、
「”区分登記”したほうが、税金が安くなるのでは?」
そもそも、土地・建物に掛かる税金は、建築費・土地代金に比例します。
価格の高い土地・建物を購入した人ほど、たくさん税金を払わなければなりません。
二世帯住宅の場合は、建物のボリュームも大きく、土地も広いケースが多いので、
税金も高くなりがちです。
そこで、前述した”区分登記”という方法を使うと、税金が安くなるケースもあります。
一つの建物で、各世帯が玄関・キッチン・お風呂など、単独で設置することにより、
二つの建物とみなすことが出来るのです。
例えば、
建築請負金額 4,000万円
建築延床面積 240㎡
※親世帯、子世帯の床面積が同じと仮定
の二世帯住宅は、
固定資産税評価額(建築請負金額の約6割程度):2,400万円(仮定)
区分登記をすると、単純に計算すると、固定資産税評価額は、
1,200万円×2棟
(実際には、こんなに単純な計算ではないですが)
建築延床面積は、120㎡×2棟
税金を計算するための条件は、上記と設定できます。
不動産取得税などは、建物1棟につき、1,200万円の控除が適用できるので、
単独登記の場合は、不動産取得税 (2,400万円-1,200万円)×3%=36万円
区分登記の場合は、不動産取得税 (1,200万円ー1,200万円)×3%×2棟=0万円
場合によっては、このような税金の差がでることがあるんです。
(不動産取得税は、建物完成時1回のみ徴収される税金)
また、固定資産税については、3年間のみの特例ですが、
床面積 120㎡以下の部分は、固定資産税を半額にできる制度があるので
単独登記の場合は、固定資産税 (建物分のみ)
(1,200万円(床面積120㎡までの固定資産税評価額)×1.4%÷2)
+
(1,200万円(床面積120㎡以上の固定資産税評価額)×1.4%)
=25.2万円/年
区分登記の場合は、固定資産税(建物部分のみ)
(1,200万円(床面積120㎡までの固定資産税評価額)×1.4%÷2)
+
(1,200万円(床面積120㎡までの固定資産税評価額)×1.4%÷2)
= 16.8万円/年
3年間に限り、(25.2万円ー16.8万円)×3年間=25.2万円
(固定資産税は、毎年掛かる税金。4年目以降は、変わりません)
区分登記をすると、不動産取得税と固定資産税でも3年間で、
36万円+25.2万円=61.2万円の差額のメリット
発生するケースもあります。
ただし、単独登記にするか、区分登記にするか下記のことを
よく検討してください。
①税金を軽減する目的で、わざわざ、
玄関やお風呂を二つにするのは割りに合わない。
②子世帯に兄弟(相続人)が居る場合は、
”区分登記”することにより、親世帯の持分でもめる場合も。
※具体的な内容については、
ご利用になる融資窓口・お近くの税務署などに、
お問い合わせください。
[2009年11月15日]